言い訳します!
私はっ! これを! ほぼ8割仕上げてからアップしたんですぅ!
3ファイル目はほぼ仕上がってて、後は細かい手直しだけだったん
ですぅ!
でも、私としては後半は一気にアップしたかったので、全部出来
上がるまで取っておいたのですぅ!
それがっ!!!!
4ファイル目の冒頭。
シャワーを終えて浴室のドアを開けると、
「あ、アリオス終わったんだ。それじゃ、入ってくるね」
と、アンジェリークが着替えを抱えて、入れ違いに浴室へと入っ
ていった。
ここのシーン、予定ではアリオスはグラス片手にアンジェリークを
待っているつもりでした。
なのに!
――……お前、着替え抱えて待ってるくらいなら、入ってこいよ。
理不尽なものを感じて、アリオスはそのまま浴室のドアを開けた。
はいぃぃぃぃ????!!!!
(久路知紅の心の声)
気がついたらこの2行を勝手に手が打ってました………。
(私の方がよっぽど理不尽なモノを感じましたよ…)
こういうのをいわゆる「キャラが勝手に動く」ってヤツなんだと
思います。
元々、私はきっちり話の筋を決める方だと思います。
(『伝承の行方』はあれだけ間が開いて書いたのに、殆ど最初に
考えた形で書き終えてます)
ですが、時々こういう「キャラが勝手に動く」ってこともあります。
こういう場合、いわば私(作者)とアリオス(キャラ)の対立というか
せめぎ合いになります。
前後を考え元に戻す事もありますが、今回はアリオスが勝ちました(笑)
今回はこっちの方が自然のような気がしたのです。
(大体において、「気がついたら手が勝手に打っていた」っていう
のは、書き手が話にのめり込んでいて、より自然な形が浮かび上がって
来ているんだろうな…とか思います)
しかし話としては今回はアンジェを一人で着替えさせてお風呂から
出さなければいけません。
この期におよんでどうやってアリオスを脱衣所から追い出すか?
これに1ヶ月ウンウン唸ったわけです。
救いの神はアンジェリーク。ここで自分からキスするシーンが出て
きたときは「アンジェ、ありがと〜〜〜!!」と感涙しました。
しかし、このシーンを入れる為に前後手直ししたのですが、アリオス、
ちょこちょことアンジェに手を出しまして、冷や汗書きながら
仕上げた筈の3ファイル目に手を入れ直したわけです。
しかし私としては、アリオスは割に大人しい方で、もっともスゴイ
『勝手に動く』をやってくれるのはレイチェルです。
(アルカディアでは32ファイルに渡って作者である私を欺き続け
たツワモノです)
だもんで密かに私はレイチェルを怖れてます(笑)
なんとか滑り込みで「今年中」という目標が達成できて嬉しいです。
皆々様、よいお年を。
2007.12.31
久路 知紅
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